望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

母さんの輪っか


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食欲の秋 カレーうどん


小学校時代 給食に出てきたカレーうまかった

どれほどウマかったかと言うと「素朴なお母はんの味」なんせウマかった

給食当番の時は 自分のアルマイトの器にモリモリとカレーを入れた 当番の特権

ちぎった食パンにカレーをつけて食べる これまた最高にウマかった

カレーうどん 大好物だが うどん屋カレーうどんは カレーがオツユ状態で カレーのネットリ感がない

独断的な嗜好だが カレーうどんなら お母はんが作るカレーに入れ込む カレーうどん これが至高のカレーうどん

 

 

母さんの輪っか


汽車に滲む色合いは肌色

肌を癒す数分の停車

鏡を見返す時間駅は昼時
思いめぐらせる一時停車
一人言は喉につかえた

 

昨日は肥樽と肥樽の真ん中 
働いて働いて顔は日照る
今日は働き者も骨休み

化粧は剥がれないように
口にしなかった本音弱音

頑張り徹したんだから
明日は篭いっぱいに野菜

手塩をかけて育てた顔顔
ドアを開けば見えてくる


生身にきついきつい輪っか

一つ一つ振り払いながら
ガタンゴトン急がず焦らず

このまま線路は明日へこのまま


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