望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

赤い伝来


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赤い伝来


稲株よ刈田に深く執着
稲藁よ切れ切れストロー
ストロー藁に霜攻撃は痛烈
切り口から奥底へ冷え冷え
青白い星から閃光は降る
明日はアッサリ草ぼうぼう

 

数百年続く執着も時なり

金金金を入れても金金金
しがみつくほど赤は赤く
鋸鎌の傷口はサクサク
誰よりも自信を切り刻む


自ら赤く腫らす金金へ
鋸鎌で執着した百姓御膳
空腹に戻れない
数百年の重荷を黒土へ

数百年の精根を開放


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