望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

君とグリーン再起


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グリーン再起


野原から雑食である狸

アスファルトを駆けて
人ゴミを脱出すべきゲート
赤い反動ボタンを未確認

狸の後方で風車は赤いボタンへ煽った

狸の鳴き声を知ってる
君は真顔で話し掛けてきた
僕は緑コンセットに非接触


冬枯れてイバラは凍える鋭さ

夕暮れ地道 夕焼け一路

枯れ枝止まり木 枯草茂みは仮の宿

ホオジロ色は出たり隠れたり

君に投げ掛ける枯色
君は黄昏ホオジロ色から新規グリーンを鼓舞


僕は黄緑パステルで頷くキセキレイに辿りつく道程へ

赤いボタンを自然に託して


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