母心緒 飾り棚に二枚の硝子板 冬曇りを拒否するように白 35枚目に飾った硝子板に娘はあの日のまま 一緒に歩いた夫は70枚目に微笑みをうかべる モビール硝子棒は乾燥した音をたてカランカラン 額は追憶を硝子棒に下した 大気の切れ味に過去へ捻れない老境は…
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