望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

昭和のバラード


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となりのトトロで描かれた昭和時代の日本風景・和歌風景が、郷愁を思い起こし憧れへ駆り立てる。また、昭和時代の紙芝居の情景・歳時の挿し絵描写が、おぼろな春のような感覚でおおらかな味わいがあった。
さまよう季節 春春春 孤独感
春は孤独と儚いがゆえに 美しい命への執着が涙を流させる

 昭和はテレビ時代劇も黄金期 遠山の金さん捕物帖 杉良太郎の金さん
下町遊び人のきっぷのよさ お白子での桜吹雪 悪人を裁く見事さ 極めつけは悪人にはめられた 男女 子供に「めげずに生きていくんだぜ」「人を恨んじゃいけねえ」と
声を優しくかける 愛情というのか 涙が出るほどセリフの言い方 よかった
そして 名曲 すきま風
昭和の男っぷり 杉良太郎

雀の世界


松葉に止まった雀
松葉に刺されて仕返し
そんなこと思いもしない

忘れること元から知らない
陽気に囀ずる雀

だまされて腹立たしい
裏切られて何でと思う
思い詰めて追いこんで
悔やんで歯ぎしりをする
そんなこと知らないから
天敵の腹の中でも陽気だろう
雀の世界

其処らできままに啄む
其処に囚われることもない
仲間はみんな同じ姿だから
着飾り見下すこもない
仲間の大きさは同じサイズゆえ威嚇する手段を持たない
雀 真面目に飛ぶこと

メチャクチャに飛ぶこと知らないから
仲間の生きざまを啄むこともないだろう


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