望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

サラバとさらせ


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サラバとさらせ


北西季節風に突きあげたい
粗い傷から血しぶき噴き上がる寸前へ幾ばくよ
蠅叩き 尻を叩かれて
痛いほど腫れ上がる日々


夜空に星一つ見えない
星の涙より朝露の滴
待ち望むのは朝に残る月
青空に命の尽きない月を欲している


季節風よ さらせ吹きさらせ 風にうごめく生き物へ吹き荒れろ サラバと吹きさらせ


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