望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

昼月に寝る


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昼月に寝る


天上は特殊に遥けき人

七色すうっと光り傷つき背もたれに入る
弱々しい白さで切れ切れ
隠しとおす香水ブルー

肌荒れなしドーランに安堵
どぎつい香水群を下に下に

高い位置故に春けき人影
土足を詠む仕方なさ


切れ切れる絹雲をソラムシ

天空ブルーにすうっと入る
春けき位にすうっと背もたれて霞みに通じる営み水粒
切れて切れ切れる両極端
羨望は単純な憂さ晴らし
蒼い貴い空に昼間月を眺め

七色内に点々六色を納得

しがない月夜暮らしをゆく


地べたに点々と六色

春けき遥かに点々七色
蒼い青さに照らされる昼月

昼月を枕へ寝ても覚めても
両極端に等しく昇る昼月
上弦下弦も美的から比例
あぁあぁ淋しさを寝よう


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