2020-06-19 繭 性春の七十歳 欄の性春 繭の七十年は繭青春期に母繭になるよりも花を習いて花たる道 繭は七十歳独り身の七十歳に酷と言い聞かせる訳自炊を知らない夜な夜な独り言一人ベッドの中で流れない涙涙を流して身体に染みついたのは罰を課す七癖 母繭を拒否した七十年繭は七十歳の性春セピア色の繭 化粧でカムフラージュ燃え尽きるまで官能と性春の生涯 子繭のいくすえを見届けず蝶々になった母繭の親心七十歳 繭の性春に頷くのは母心母繭は母繭であったことを誇示したかった 母心は夏よりあつく